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アイメック走行会&FSWスポーツ走行

アイメック走行会&FSWスポーツ走行_c0004915_21121861.jpgアイメックYOKOHAMAの走行会に参加した。一週間に二度サーキット走行するのは久しぶりだ。しかも二度ともFSW(富士スピードウェイ)。ブレーキパッドは新品に交換したものの、その他油脂類は全く交換していない。ポルシェは車両本体は高額だが、メンテナンスに掛かる費用はNSX-Rよりもはるかに少ない。驚きだ。話が逸れたが、アイメック走行会である。8時から受付開始であったが、大型GW初日であり6時に海老名SAに集合しFSWに向かった。さすがに普段よりも交通量が多く流れは悪かったが、FSWのゲートオープン(7時半)より早く到着してしまった。今回参加したのはAquaさん(GT3)、ミハエロさん(GT3)、車楽さん(GT3)と車楽さんのお兄さん(S15)、そして自分(GT3)の計5人。みんなでピットをシェアして利用した。
走行時間は30分×2本。時間としては十分であったが、走行台数が50台というのはやや多いように思った(人気のある走行会だから仕方ないが・・・)。アイメックYOKOHAMA主催の走行会だが、参加車はポルシェだけではない。国産車も参加できる(自分もNSX-Rで参加したことがある)し、フェラーリやミニなども同時に走行していた。ポルシェも多種多様で空冷・水冷問わず、ターボ・NA問わず、911・ボクスター問わず(ケイマンとカイエンはいなかったと思う)、初心者・経験者問わずである。どんな車でも参加できるのは喜ばしいことなのだが、クラスわけが為されていないのでお世辞にも走りやすいとは言いにくい。

1本目は2周のファミリー走行の後、フリー走行となった。集団の先頭にいたのだが、タイヤを温め、新品のパッドに当りを付けている間に、遅い集団につかまってしまった。ブレーキの効きが今一だった(当りが完全に付いてはいなかったようだ)ので無理をするわけにもいかず、遅い車を縫うように走って2'08"02がベストタイムだった(前回走行時よりタイムアップ。しかしNSX-Rのベストタイムには届かず)。2本目はほとんどを車楽さんのGT3とつるんで走った。1コーナーでブレーキング勝負をしたり、2台でラインを確認しあったりしていた。ミニクーパーSが周りを全く見ていないようで非常に邪魔だった(しかも何台もいた)が、ヘッドライトを点けっぱなしにしてアピールしながら走る。車楽さんとのランデブーは半バトル状態で結構楽しかった。楽しめたのが良かったのか、一気に2'03"79までジャンプアップ。NSX-Rの頃の自己ベストをあっさり更新できた。

今回の走行会はペースの違う車との混走だった。2本目はそれでもクリアラップも取れたし、ベストも更新できたのでかなり満足していたが、スポーツ走行枠(S-4)を走ろうと誘われた。「S-4」という枠はナンバー付きの車でもロールゲージ等の一定の規定を満たしていればツーリングカーに混ざって走ることができる。相手はツーリングカーであり、周りや後ろを見ているかどうかが分からない車の間を縫うように走るよりは走り易かろう、ということで更なるベスト更新を目指して走ることにした(これはとんでもない思い違いだった・・・)。休日のスポーツ走行枠は基本的に予約制で埋まっていることが多いのだが、「NS-4(ナンバー付き車両のクラス)」とは違ってかなり空きがあった。参加台数はおそらく30台弱だったと思われる(アイメック走行会の50台よりは少ない)。
スポーツ走行枠からもう1台、Aquaさんのご友人が一緒に走られることになった。TT WORKSのメンバーの方で黒のGT2に乗られている。自分とは明らかに次元の違う走りをされる方と伺っていた。残念ながらアッと言う間に見えなくなってしまった(笑)ので、どのような走りをされるのかを見ることはできなかった。
さて、更なるベスト更新を目論んで望んだスポーツ走行「S-4」であったが、これは完全に当てが外れた。本来ナンバーの付かないレースマシン(ツーリングカー)が走る枠であり、レースマシンが走っていることには何の異論もないのだが、主に走っていたのはVitsだったのだ。Vitsカップに出場しているマシンというのは非常に嫌な存在で、ストレートは遅いのだがコーナーは滅法速いのだ。おまけに超軽量FF車両であり、ラインが自分とは結構違うのである。さらにVitsカップのマシン達は自分のように遊びで走っているわけではない。レースに勝つために練習しに来ているのだ。「遅いと思うなら勝手に抜いてください」と言わんばかりにラインを譲ってくれることはない。まあ、インに飛び込んでしまえばぶつけてくることはないし、うまく避けてはくれるのだが、インフィールドではその後ピッタリ付かれてしまうので圧迫感が大きく、できれば絡みたくない相手なのだ。やっとの思いでVitsの集団を抜けてもすぐ次の集団が現れる、という状況で、モチベーションを維持することができず早々にピットに戻って撤収してしまった。タイム的には2分4秒後半がやっとだった。
それにしても・・・GT3が4台とGT2が1台。ポルシェのハイエンドモデルがこれだけ集まるというのもすごい話だ。GT2を見るのはほとんど初めてなので良いのだが、GT3にはすでにありがたみが感じられなくなってきた(汗)。

今までは「ノーマルのままでどこまでタイムが出るか」という気持ちで走ってきたが、前回のもてぎとFSWで高速コーナーに恐怖を感じるようになってきた。おそらく車に慣れてきて高速コーナーの速度が上がってきたのだろう(嬉。勘違いかも・・・)。リヤタイヤのグリップが抜けそうでこれ以上は怖くて踏めない、と感じることが多くなった。高速コーナーで踏みたければGTウイングを付けるべきなのだろうが、GT3用のGTウイングは非常に高価。車の維持・サーキット走行代の捻出で精一杯でそこまで手が回らない(残念!)。そこで純正リヤウイングのフラップを起こしてみた。写真の状態が最も起こした状態(だと思われる)なのだが、挙動は激変。高速コーナー(特に100Rと300R)でリヤタイヤの状況が分かりやすくなった(と思う)。「グリップが抜けそう(だと思うけどどうなんだろう?)」という状況から、「まだグリップしてる。あ、滑り始めた」という状況になったのだ。・・・なんだか良く分からない例えだが、個人的にはフラップを起こして良かったと思っていることを言いたいのである(勝手に納得)。

最後に2点。まずはブレーキパッド。今回は前後ともRS4-4(オレンジ)をきちんと装着して走った。ほぼ満足できるパッドという印象だったが、車楽さんの使っているRS14(黒)の方が制動力が高くて良さそうだった。FSWではストレートエンドでのブレーキングで差が出てしまった。150m看板手前でブレーキングを開始すると自分は止まり切れずオーバーランしそうになるが、RS14を使っている車楽さんは普通に止まってしまうのだ(もちろん、自分のブレーキングスキルは棚の上である)。次回はRS14を使ってみようと考えている。もう1点はタイヤ。今回はリヤに新品RE55S(前回も履いたのだが、皮むきも不完全だった)を履き、前後ともRE55Sという組み合わせで走った。リヤの粘りはA048の方が上のように感じたが、滑り始めはRE55Sの方が分かりやすいように思った。滑り始めがマイルドで、唐突にグリップを失うことはないように思う。ただ、空気圧調整がナーバスで、かつタイヤ自体の剛性に不安が残るのが玉に瑕だ。次回はRE55SにするかA048にするか悩むところだ。



さて今回のベストタイムは2'03"79であったが、一体どの程度のタイムを目標にすべきなのだろう。一緒に参加したAquaさんのベストタイムは2分フラットとのこと。Aquaさんの車は00GT3ベースで「ファイナル4.0+社外足回り+フロント6ポッド+若干の軽量化」という内容らしい。またTT WORKSの方々は04GT3(社外足回り+他不明)で1分55~57秒台のようだ。彼らはほとんどセミプロのような腕の持ち主なので、仮に普通のドライバーとして彼らの3~4秒落ち位(もっと?)がノーマル04GT3の目標タイムになるのだろうか。自分のGT3は01モデルなので、さらにそこから2秒落ち位(もっと?)が目標タイムとなろうか・・・。となると2分フラットから2分1~2秒がノーマル01GT3の目標タイム?

Sタイヤを履いた01GT3は1分57秒台までは行けるそうだ(PAG純正4.0ファイナルと足回りの交換は必須なのだろうか?それともファイナル変更と純正足回りのセッティング変更だけで可能なのだろうか?)。04GT3であれば1分54秒前半まで行けるらしい(想像を絶する・・・)。

GT3は足回りを社外品に交換すると操縦性が格段に向上するようだが、とりあえずファイナル4.0を組んでA048を履いた状態でFSW2分フラット、もてぎ2分12秒台を目標に走ることにする。どちらかが達成できたらアラゴスタの1way(Aquaさんのレプリカを予定)を入れよう。
by minamitsubame | 2006-04-29 21:13 | Porsche