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RAKUGAKI

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旧東急東横線高架。東横線が地下に潜る前、桜木町の象徴だった表通りの落書きは、修復という名の下、綺麗に消されてしまいました。ところが、クルマでは入ることのできないひっそりとした裏通りには、まだ落書きが残っている所があります。消される前の表通りと同様に、中には「落書き」とはとても思えない「アート」な作品も。「絵」で成功したい強者達の夢、旧東急東横線高架に描かれた落書きを見ると、「これぞ桜木町」、と思うのですが、そんな人間は僕だけでしょうか。
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by minamitsubame | 2009-04-30 00:57 | Photograph

too much difficult

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Leicaを持って夜の街に繰り出したのはいいのですが、シャッタースピードの設定が難しいです。狙った露出になかなかならない。そして「MF」・・・手強い。どこにピントが合っているのか(僕にはどこにも合っていないように見えますが)分からない写真ですが、これが一番良く撮れていたのでアップしてみました。

ちなみにクルマの脇にある空カップは我が家族が置き去りにしたものではありません。

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by minamitsubame | 2009-04-29 00:56 | Photograph

a cup of coffee

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子供が生まれる前は、仕事帰りにスターバックスに寄ってコーヒーを飲むことが日課でした。路上駐車もまだ警察が取り締まっていた頃ですから、ランドマークタワーの横にクルマを停めて、タバコを吸いながらモカやラテを楽しむことができました。路上駐車の取り締まりが民間委託されてから、駐車場にわざわざ停めてまで一杯のコーヒーを飲むのが面倒になってしまい、わずかな幸せを楽しむ時間は激減しています。路上駐車の善し悪しは別として、「ゆとり」を楽しむ時間が減ってしまったのは残念なことだと思います。

今日は妻と子供を連れ出し、Leicaとゲレンデヴァーゲンをお供に、久しぶりに一杯のコーヒーを楽しんできました。ここは、みなとみらいでも有数の路上駐車取り締まりスポットのようで、コーヒーを飲みながら少しばかり写真を撮っている間にも、民間委託業者が獲物を求めてウロウロしていました。路上駐車がさほど迷惑にならない場所と時間帯だというのに、ご苦労なことです。ゲレンデヴァーゲンの前に隠すように自らの車を停めて、取り締まりを始めた業者に興醒め。その場を後にしました。
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by minamitsubame | 2009-04-28 21:54 | Photograph

AMG M156

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写真は某所で二週連続で見かけたナナハンです。HONDA steedと今週も並んでとまっていました。バイクはボディ全面にナンバーがなくて良いですね(笑)。ちなみに、この写真は本文とは何の関係もありません。

今週も先週に引き続き横浜市内某所でランチしてきました。二週続けて同じお店でランチなんて、余程気に入ったんだねぇ、と言われそうですが、いえいえ、お目当てはお子様ランチに付いてくる「風船」だったんです。ウチの少年達にリベンジさせてあげようというわけです(笑)。話の本題ではありませんので結果はサラッと流しますが、無事にリベンジできたようです。風船を家に持って帰った少年達は大騒ぎ。それはそれで疲れる結果となったのでした。

この日、僕のお目当てはAMG、それもM156型エンジンでした。そのM156型エンジンを積んだC63 AMG ステーションワゴンがお店のすぐ近くで展示されていたわけで、それが二週連続のランチと風船リベンジにつながったことは家族には内緒です(笑)。さて、このM156型エンジン、AMGが設計開発した6208cc DOHC V8エンジンで、入れる器によって457ps(61.2kgm) 〜525ps(64.2kgm)まで出力に幅がありますが、環境性能まで配慮された高回転型エンジンです。往年の300SEL 6.3にちなんで命名されたとされるAMGの自信作。まあ、そのカタログスペックは良いとして、体感的に「楽しそうな」エンジンかどうか、とても気になっていたのです。

ヴァンッ!

キーをひねった瞬間の勇ましい咆哮、鋭い吹け上がり。わざわざエンジンを切って、二回繰り返してみました。営業マンは苦笑いしていましたけど、こっちはそれどころではありません。久しぶりに背筋がゾクゾクしました。キャビンは文句なしに快適で最新装備満載、ちょっと豪華なセダンという印象そのものなのに、「このクルマは本当にセダンか」と疑いたくなるほど不釣り合いな勇ましいアイドリング。思わずニヤついてしまうほど体感的に良いです。それがポルシェやフェラーリといったスポーツカーのエンジンなら驚きもしませんが、その勇ましいアイドリングはCクラスワゴンのものなんです。これがAMG流の「狂気」というやつでしょうか。Mercedesの子会社となる前と比べれば「ぬるく」なったのかもしれませんが、十分すぎるほどの魔力を感じました。安易に近寄るとギャフンと言わされそうです。凄いクルマに出会ってしまいました。
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by minamitsubame | 2009-04-26 16:42 | diary

家に置きっ放しのLeica

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Leica M8とSummilux 50mm F1.4が我が家にやってきて一週間という時間が過ぎましたが、なかなか彼らには出番がありません。Leicaを使い始めたばかりの僕は、Leicaが最も「らしい」絵を切り取ってくれるのは開放を使い易い薄暗い時間帯である、と考えています。もちろん、使い慣れれば快晴の青空の下でも、開放ではなく絞った状態でも、「らしい」絵を切り取れるようになるのでしょうが、なにせMFに四苦八苦している状態ですので(笑)、それはまだまだ先の話になりそうです。だからといって今の状況が不満なわけではありません。自分の機械としてLeicaが手に届くところに在る、今はそれだけで十分満足しているからです。

ところで、僕がLeicaを買ったのは、どうしようもなく「Leicaの切り取る絵」が欲しくなったからです。「Leicaの切り取る絵」が自分の求める写真像と重なったわけです。だからこそ、「時を記憶と共に切り取る機械」に手を出した。でも、「写真を撮る」という行為そのものにあまり興味がなかったら、当然のことながら、Leicaには手を出さなかったでしょう。Leicaは、ちょっと不思議な雰囲気の写真が撮れる高価な写真機以外の何物でもなかったと思いますし、ただ写真を撮るだけならコンデジ、もしくは携帯のカメラ機能で十分と判断したと思います。

価値観は人それぞれ。周りにどんなに持っている人が多くても、「自分が求めるモノと一致すること」、かつ、「自分が値段相応の価値観を見出せること」、その二つを満たさなければ、「欲しい」とまでは思えないものだと思いますよ。
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by minamitsubame | 2009-04-24 22:24 | Photograph

風船と二人の少年

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漆黒のメルセデスから、重たそうにドアを開けて、二人の少年が降りてきた。その手には黄色の紐が握られ、その先にはそれぞれピンクとブルーの風船が付いている。空気より軽い気体が詰められている風船達は、黄色い紐がなければ空高く飛んで行ってしまいそうだった。少年達はいつもなら重たいドアを体全体で閉めようとするのに、そんなことにはずっと前から関心がなかったかのように、ドアを開けっ放しにしたままメルセデスから離れていく。空へ向かって自由になろうとする風船に夢中なのだ。

パン!不意に空気が弾ける音がして、ブルーの風船が姿を消した。どうやら少年が気を緩めた瞬間に笹の葉に触れてしまったようだ。少年の手には、主人を失った黄色い紐だけが取り残されている。風船を失った少年は困惑していた。「僕の風船、どこにいっちゃったの?」、何が起こったのか理解できない少年は、大粒の涙を目に浮かべながら、右手に寂しく取り残された黄色い紐に問いかける。「やっと一緒に遊べると思ったのに」、肩を落とし意気消沈してしまった少年に、ピンクの風船を持った少年が言葉をかける。「あとで僕の風船を貸してあげるから、そんなにがっかりしないで」

その日、空は抜けるような青さに染まっていたが、やや強めの風が木々を揺らしていた。ピンクの風船を持った少年は、風と黄色い紐に弄ばれる風船の動きに夢中になってしまった。風船を失って、とぼとぼ歩く少年のことなどまるで気にもかけず、黄色い紐を振り回して喜んでいる。右手の先で浮いたり沈んだりするピンクの風船に気を取られ、少年には誰の声も届かなかった。「僕も遊びたかったな」、ブルーの風船を失った少年のことなど意識の片隅にも残されていなかっただろう。しかし、ピンクの風船も少年の手から失われる時が来てしまった。

家までもう少しというところで、二人の少年の明暗を見かねた風が、ピンクの風船を黄色い紐ごと拾い上げる。「あ〜っ!僕の風船!」、風に拾い上げられた黄色い紐は、少年の手の中からするりと抜け、ピンクの風船と共に空高く舞い上がる。少年は反射的に手を伸ばし、精一杯高く飛び上がってみたが、風は彼の手より先にピンクの風船を青い空に舞い上げてしまった。「あ〜っ!あ〜っ!帰ってきて!」、少年には空高く舞い上がるピンクの風船を、ただ見上げているしかなかった。少年の手を逃れ、自由になった風船は更に空高く飛び去って行く。皮肉なことに、青い空に舞い上がるピンクの風船は色鮮やかに見えた。「なんで!なんで〜!」、少年は泣きわめきながら、それでもただ、森の上を越えて飛んで行く風船を、その姿が見えなくなるまで目で追いかけるしかなかった。それは、一瞬にして風船を失った少年よりも、遥かに辛い体験だったに違いない。

マカロニ市場で少年達が手にした二つの風船は、少年達に貴重な経験を残してその姿を消した。
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by minamitsubame | 2009-04-22 00:12 | Fiction

flavor of dream

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初めて自分のモノとして動かした「時を記憶と共に切り取る機械」はズッシリと手に重く、その重みに息子達を初めて抱き上げた時の記憶を呼び起こされ、また新たに厳しい世界に足を踏み入れたことを自覚させられました。この機械はデジタルにも関わらず、強くアナログを意識させる不思議な感触を持っているようです。初めて出来上がった絵には間違いなく他の機械では得られない特徴が宿っていましたが、「僕を使えばそれで良いってわけじゃない」と厳しい叱責をも同時に受けたように感じました。諸先輩方に少しでも近付けるよう努力しようと思います。

付属のソフトウェアが我が家で正常に起動しない(ちなみにiMac leopardとwindows vista)のと、ピント合わせがとても難しい(僕の眼球そのものの光学的な欠陥が災いしてます)のが問題ですが、今後は機会がある度にこの機械を持ち出してみたいと思います。
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by minamitsubame | 2009-04-19 21:02 | Photograph

Sympathy For The Devil

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写真はpolyrhythmさんのブログ「OFF@TYO」から拝借しました。

ビルの合間を縫うように造られた小道の脇で、「彼」は静かに主の帰りを待っていた。見た目に派手さは感じられないが、「彼」はある種の空気を身にまとい、自らが普通とは程遠い世界の住人であることを言葉無く主張する。不意にビルの扉が開いて、「彼」の主が足早に近付いてきた。いつもの儀式を優雅にこなし、指定席に滑り込む。その場所は、海中深く行動する潜水艦の艦橋のように、外界の喧噪から見事に遮断されている。主は軽く目を閉じて、皮の匂いにデコレートされた空気を胸一杯に吸い込む。瞬きの音を身近に感じる極めて静粛な空間の中に、よもや、視界をも捩じ曲げる爆発的な力を持つ舶来の野獣が潜むとは、誰も思うまい。

「おい、そろそろ目を醒ましてくれないか?」

トン、と軽く合図を送ると、「彼」は低い唸り声をあげて瞬時に目を覚ます。喉を鳴らしながら主に戯れつく野獣は、まだその力を外界に曝そうとしない。主は、体を包み込むように受け止める程良い硬さのシートに身を沈め、重く低く響く野獣の唸り声に身を任せている。リズミカルに響く唸り声とその心地良い響きに背を預ける時間は、主にのみ許された至福の一時だ。目前に広がる柔らかい光の海に包まれながら、抑え気味に流れる甘い女の歌声に耳を傾ける。

「時間か・・・」

主にとって、湖底深く沈みかける意識に鞭打って、眠りの神ヒュプノスの誘いに抗うのは、さほど難しい行為ではない。「彼」の求めに応じて軽く手綱を引くだけで、容易にヒュプノスの誘惑を退けられるからだ。野獣の軽い咆哮と共にやや強い振動が背筋に伝わる。主は左肘を付き、手背で軽く顎を支えながら手綱を取る。次の瞬間、野獣のしなやかな肉体は、周囲の空気を振るわせながら動き出し、主の無遠慮な動作に瞬時に応じようとする。「彼」は、穏やかな外見からは想像もつかない圧倒的な力を路面に叩き付け、図太い排気音とスキール音をその場に置き去りにする。

焼けた燃料の臭いと、溶けたゴムの臭いだけを、その場に残して。
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by minamitsubame | 2009-04-12 20:00 | Fiction

氷姫

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写真はMelody63さんのブログ、「春を探しに」から拝借しました。

(痛みを感じるような寒さとダイヤモンドダストが舞う吹雪の中、氷姫は全てを凍りつかせるような妖しく圧倒的な魔力を発散させながら一本の小枝のように立っていた。銀色に光り輝く氷姫の長い髪が吹雪に弄ばれ、その素顔を覆い隠している。しかし、その奥に見える美しい素顔には表情がなく、私を見据える青い瞳には凍てつく氷の炎がちらついている。ついに私は氷姫の素顔を見てしまったのだ!)

氷姫「わたしは氷姫。わたしの姿だけを遠目に見て、それで満足しておれば良かったものを」
氷姫「しかし!お前はわたしの素顔を見てしまった!見てしまったのだよ」
氷姫「わたしの素顔を見た者の運命は、お前も知らぬはずはないだろう」
氷姫「そら、お前の足元が凍り始めたよ。お前はもうわたしから逃れることはできないよ」

氷姫さま、ご無礼をお許し下さい。
でも、敢えて申し上げるなら、あなたの美しさをこの目に焼き付けておきたかっただけなのです。
私のような小者に、あなたと共に生きるだけの力はありません。

氷姫「お前は気付いておらぬのか?わたしの素顔を見に来ることがどのような行為なのかに」
氷姫「わたしの存在を知り、その素顔まで見ようと試みる者の運命。それは・・・」
氷姫「わたしと共に生きるか、永久に溶けることのない氷の中に閉じ込められるか」
氷姫「その二つに一つしかないと、よもや知らなかったとは言うまい!」

しかし、氷姫さま。
私のような小者に、あなたと共に生きる資格などあるとは思えません。
どうかこのまま私が元の世界に戻ることをお許し下さい。

氷姫「そのまま戻りたいと申すか。ではなぜお前はわたしの素顔を確かめようとしたのか」
氷姫「わたしの素顔を見て生きて戻った者がおらぬことなど、お前も知っていただろう」
氷姫「さあ、お前の腰まで凍ったよ。どちらを選ぶか決めるのだ!」

しかし、氷姫さま!
私は氷漬けにはなりたくありません。
でも、あなたと共に生きて行くこともできそうにありません。
・・・私には無理です!

氷姫「お前はわたしの素顔を見たのだよ?それでも自分の気持ちに正直になれないというのかい?」
氷姫「であれば仕方あるまい。わたしの素顔がせめてもの手向けとなろう」
氷姫「わたしの幻影を胸に抱いたまま、永遠に動けぬ氷の柱としてそこに立ち続けるが良い」

(どれほどの時間が経ったのだろう。その間も氷姫の青い瞳は私を射貫き続け、私の自由を奪う氷は私の胸を越え喉に届こうとしていた。胸の動きが氷に押さえ付けられ、急速にひどくなる呼吸苦に意識さえ朦朧となりながら、私は氷姫の素顔を見続けた。視界に映る氷姫の美しくも激しい素顔が涙で滲んで見える。それでも私は懸命に空気を吸い、意思を伝える為に息を吐き、声を作った。)

・・・分かりました、氷姫さま。
私はあなたに憧れてここに来たのです。
覚悟を決めます。私をあなたの世界にお連れ下さい!

氷姫「・・・いいでしょう」
氷姫「では、わたしと共に永遠の氷河の国へ参ろう」

(それまで氷姫の瞳に映っていた凍てつく氷の炎はなりを潜め、代わりに慈愛が瞳を満たしていた。それまで無表情だった氷姫が、微笑みを浮かべている。その美しさは先ほどまでの比ではなく、ダヴィンチの微笑をたたえたその横顔は、神の慈しみそのものに見える。氷姫を受け入れた者にしか見ることを許されぬ微笑なのだろう。私は優しく差し出された手にそっと触れてみた。凍りつくように冷たい手の表面から、ほのかな温かさと圧倒的な力を感じずにはいられない。私の動きを封じる喉まで届いていた氷は跡形もなく消え失せ、私は再び自由になった。私は氷姫の手を取り、共に歩み始める。その先に何があるのか、それは氷姫の世界に行けば分かることだろう。)
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by minamitsubame | 2009-04-12 12:33 | Fiction

2009.04.10

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意外に空いていて丁度良いペースを保てた東名高速を西に走って、5ヶ月ぶりにサーキットに足を運びました。ライセンスを更新することが主目的でしたが、走行枠もあったのでコースも走ってみました。ホイールボルトの増し締めやタイヤの空気圧調整といった走行前の「儀式」をこなしながら、気持ちが高ぶらなかったと言えば嘘になります。クローズドコース内で、高まるエンジンの咆哮を耳にしながら250km/hを超える速度域に身を置く。初夏のような暑さの中で、平々凡々としたタイムでしかコースを周回できなかったとしても、楽しくなかったと言えば嘘になります。だけど、「これが望んでいたことなのか」と疑問に思ったこともまた事実で、帰りの東名高速をゆっくり流しながら自問自答を繰り返しました。

意識が疑問の海を泳いでいる間に、音もなく猛烈なスピードで追い上げてきたLexus IS Fが、僕のGT3をパスした後、すばらしく安定した姿勢で一般車というパイロンを右に左にかわしながら、わずか数秒で視界から消えて行くのを目の当たりにした時、僕は心の中で何かが弾けるのを感じました。
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by minamitsubame | 2009-04-11 23:33 | Porsche