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キルスイッチ

ホオジロUGさんのブログやポルシチGT3さんのブログででバッテリー上がりが話題になっていますが、僕も2回バッテリー上がりを経験しています。車を手に入れて1年ちょっとで2回のバッテリー上がり。新品のウェットバッテリーを2回交換しているわけです。国産車しか乗ったことのなかった僕でも、「いくら外車でもこれはおかしいんじゃないの?」と思っていました。

バッテリー上がりと一緒に話題になっているのはキルスイッチ。レース車両を容易にイメージさせるパーツで、「サーキット走行前提に造られたモデルに装備させるとはさすがポルシェ」と思ってしまいました。996GT3ではクラブスポーツに標準装備されています。
キルスイッチとは車両の主電源をその名の通り「切る」スイッチのことで、レース車両では室内と室外(助手席側ボンネット上)の2箇所に設置を義務付けられているようです。キルスイッチをオフにするとエンジンが止まる様になっています。
996GT3でクラブスポーツに標準装備されているキルスイッチも基本的には同じ目的を持っているようです。しかし、レース車両ではなく「一応市販車である」ということで、キルスイッチをオフにしても全ての電源が落ちるわけではないようです(詳細は超軟弱GT3Webを参照してください)。もちろんですが、CPUへも電気は供給され続けています。
996GT3前期型の場合、キルスイッチがオンの状態での暗電流は0.3A程度というのは何度か聞いた事があります(ホオジロUGさんが実際に測定して証明してくれています)。「イグニッション等のエンジンへの電気回路を保持するために常にリレーに電流が流れている」ことが原因と聞いていますが、これでは毎日ある程度車を動かさないとバッテリーが簡単に上がるのは避けられそうにありません。キルスイッチをオフにすると暗電流はほとんどなくなるそうですから、長時間乗らない時にはキルスイッチをオフにするに越したことはなさそうです。
キルスイッチのないストリートの場合はどうなんでしょうか。「ストリートとクラブスポーツで配線自体が異なる」ということでもない限り、常に0.3A程度の暗電流があるということなのでしょうか。国産車では考えられない設定です。2週間も放置すればバッテリーはお釈迦です。どなたかストリートにお乗りの方に測定してもらいたいですね。

ちなみに、僕の車はストリートです。でも、残念ながら暗電流を測定することはできません。クラブスポーツの装備であるロールゲージ・フルバケットシート(純正シートではないですが)・シングルマスフライホイール・キルスイッチ、これら全てが僕の車には装備されているからです。クラブスポーツが欲しかった僕は、中途半端にクラブスポーツ仕様にされていたストリートを業者に交渉して、シート以外を完全なクラブスポーツ仕様にしてもらって買ったのです。

僕が経験した1回目のバッテリー上がりは、この後付けキルスイッチが原因で起こっています。

当時の僕は、キルスイッチをオフにすれば全ての電源が落ちるものと考えていました。時計がリセットされたり、ラジカセにいちいち暗証番号を入力しなければならなかったり、不便なこともゼロではありませんでしたが、折角装備したのだから、と長時間動かさない時にはキルスイッチで電源をカットしていました。
僕の車のキルスイッチが通常のクラブスポーツ車両のものと違うことが判明したのは、アイドリング不調の原因究明の為にCPUをチェックした時でした。通常はバッテリーを外さない限り起こらないCPUのリセットが何度も記憶されていたのです。その際、キルスイッチをオフにするとどうなるかを話したところ、クラブスポーツのパーツは使われているものの、配線が違うことが分かったのです。
全ての電源がカットされるという意味では本来の役割を果たしているのですから問題はないのですが、残念ながらそれで済ませられる状態では今のところありません。キルスイッチをオンのままにして駐車しておくと、キルスイッチの配線からボディへ0.4~0.5Aずつ放電されてしまうのです。これは普通のクラブスポーツ車両の暗電流より大きいものです。キルスイッチをオフにするとこの放電はなくなるのですが、オンの状態で放置しておくと1週間で確実にバッテリーが上がってしまいます。2回目のバッテリー上がりは、このことを知らなかった業者さん(アイメックではありません)に作業の為に車を預けている時に起こりました。今後、不幸なトラブルを避けるためにも、キルスイッチの配線に加工が必要です。

参考までに、全ての電源をカットした場合、不便に感じる点を列挙してみます。

・パワーウインドウが使えなくなる
→ドアの開閉時にウインドウが完全に閉まっていると、ドアが完全に閉まらなくなる。ドアを開けた状態で電源をカットすると、ドアを閉めた際にウインドウが若干開いたままになる(雨が入る)。
・助手席をドアロックできない
→リモコンドアロックもできない。セントラルロッキングも使えないので鍵穴のない助手席はロックできない。
・トランクオープナーが使えない(01モデルのみ)
・時計および走行距離計がリセットされる(オドメーターはリセットされない)
・ラジオに暗証番号の再入力が必要になる

・CPUがリセットされる
→不便は感じませんが、それまで学習した内容が消えるので車にとっては良くないのでは?

今年中にこの配線問題は解決しようと思っています。その際には、キルスイッチで電源をカットしても、CPU・パワーウインドウ・セントラルロッキング・トランクオープナーが生きるように改良できればと考えています。

http://tk0120.exblog.jp/4399219/
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by minamitsubame | 2007-03-05 22:44 | Porsche