986 Boxter S オリエントレッド・メタリック
正直な話、僕にとってポルシェといえば964でした。964が最盛期だった頃、はじめて「ポルシェは買っても許される車」と認識したからです。でも、僕は964が大嫌いでした。それは、「買っても許される車だけれども、買って維持することは、経済的に自分には到底不可能な車」だったからです。「手に入らない車はみんな敵だ」的な考えから964は僕の中で「大嫌い」のレッテルを貼られたのです。子供でした(笑
僕の興味が再びポルシェに戻ってきたのは1996年です。お察しでしょうが、ルマン24時間レースにポルシェがワークス参戦したのがきっかけになったのです。1996年の911GT1は993ベースのGT1だったので、まだ顔が993でした。結局911GT1はデビューウィンを飾ることはなく、1996年の総合優勝はJoest Porsche TWRだったわけですが、僕の意識は確実にポルシェに引き戻されました。そして1997年、1998年と、911GT1は986と同じヘッドライトを装着してルマンを戦っています。1-2フィニッシュを飾った1998年には僕はすっかりポルシェの虜になっていました。特に魅かれたのは、今までと全く異なる意匠となったヘッドライト。僕が986と996にこだわる理由はこの時期に出来上がったのです。
ポルシェを好きになればなるほど、空冷911にも興味が湧くもので、996以外にも964の限定レーシングモデルをいつかは所有してみたいと思っています。絶対数が少ないですし、それ故価格が高値で安定していますから、現実のものとなるかは分かりませんが。http://www.woodstock-j.com/hpms/ws/carshow.php?carid=0702-013
オリエントレッド・メタリックという外装色に魅かれました。GT3エアロを装着して、ホイールを履き替え、車高を落としたら結構良い感じのボクスターになりそうです。もちろん、想像するだけで、実際に手を出すことはありませんけど。。